
貞治*不動明王
自然石半肉彫・60
駒ケ根市中割国道端
名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
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(7)伊南の貞治仏三つの疑問 ②地蔵尊像の尼僧面立ち表現について
私も建福寺の裏庭にある延命地蔵は、竹入先生の判断が正しいと思う。帰り際に竹入先生から、この地蔵尊の作者の質問があった。私は次のようにお答えしたことを覚えている。「この地蔵は一般の貞治仏と異なり、女性的である。眉間が幅広のため女性特有の表情を示している。作風は違うが貞治仏の一形態ではないか」というような話をしたと思う。後日先生は『伊那路』に「建福寺とその周辺の石造文化財」に詳しく記述されている。だが、作者が守屋貞治か渋谷藤兵衛かは、断定は避けておられる。作風から貞治作とは思われないとしている。なお、一葉地蔵の「一葉」の名称の問題に触れ「一葉観音はあるが、一葉地蔵とはどういう地蔵か、類例を見ない」とされた。『伊那路』の特集号のテーマは、当会で特に重要と考える後世に伝えたい「上伊那の自然・歴史・考古・民俗・地理・芸術・芸能・人物・古文書」です。

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