
貞治*如意輪観音菩薩
舟形光背半肉彫・95/73
宮田村田中個人墓地
名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
69
(7)伊南の貞治仏三つの疑問 ②地蔵尊像の尼僧面立ち表現について
守屋貞治の地蔵尊像を観賞・観察すると、初期から晩年に至る間に少しずつ変化していることが分かる。特に文化9年を境に大きく変化することが読み取れる。貞治自身による心身の成熟と、石工としての研鑚によるところが大きいと思われるが、ただそれだけではないような気がする。長年石工を続けていると、人々との間に親近感が生まれ、身近に接した人の死に際しては、墓石彫造においては精一杯の努力は惜しまなかったと思う。そして石仏研鑚において常に研究を積み重ねていたものであろう。では、貞治作による尼僧面立ち表現の事例を見てみよう。『伊那路』の特集号のテーマは、当会で特に重要と考える後世に伝えたい「上伊那の自然・歴史・考古・民俗・地理・芸術・芸能・人物・古文書」です。

![]()

![]()
![]()