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貞治の石仏*如意輪観音菩薩 駒ケ根市東伊那善福寺裏山

貞治*如意輪観音菩薩
形光背半肉彫・68
駒ケ根市東伊那善福寺裏山

名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
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(7)伊南の貞治仏三つの疑問 ②地蔵尊像の尼僧面立ち表現について

 三つ目の事例は、中川村田島の理兵衛墓地入口にある「日限り地蔵」と呼んでいる小型延命地蔵立像である。
 この場所には尼寺があって、近隣の主婦を集めて念仏講を組織していたとされる。なおこの延命地蔵尊は、文化9年に造立した向かいの佉羅陀山地蔵菩薩彫造後に、続いて彫造したとされ、当時の松村家当主理兵衛忠良が、貞治に彫造させたと考える。法名「妙果大姉」は忠良の妻であったと考えられ、早世したと思われる忠良の妻は、生前信仰心厚く頻繁に尼寺に出入りしていたものであったろう。貞治は妙果大姉の面影を写したものか、それとも女性が集まる尼寺であるため、尼僧の面立ちを地蔵に表したとした方が正しいかもしれない。

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