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貞七の石仏*如意輪観音 飯島町田切聖徳寺跡

貞七*如意輪観音
舟形光背半肉彫・ 65
飯島町田切聖徳寺跡

名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
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(4)貞治の石工歴3段階変遷 ②佉羅陀山地蔵菩薩の彫造

 青面金剛彫造より12年たった文化9年、石工研鑚による彫造が、目標数のちょうど半分になったのを期に、佉羅陀山地蔵の彫造に取り掛かるのであった。167体目に当たるこの地蔵尊像は、石柱部に「衆善泰行・諸悪莫作」と2行に陰刻した大型石仏で、特に基礎石の基壇部には、前沢河川敷の自然巨石を利用したハスの葉を彫り出した見事な造形であり、背面には、生涯で2カ所に署名したうちの1体(他は伊勢市金剛証寺奥の院の334番目)の記念すべき石仏である。私は、この佉羅陀山地蔵菩薩をもって研鑚期の満了と、円熟期の始まりを指す重要な石仏造立と捉えている。

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