
貞七*十王像
中川村 竹ノ上供養場
名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
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(6)祖父「貞七」との関係を示す貞治の石仏 貞七彫造石仏の所在範囲
片桐氏の居城であった船山城の台地下に東流する南沢川沿いの小径より、自然石上に載った「聖観世音菩薩」像を見出した。最初は馬頭観音と思われていたが、側面刻字の「寒念佛供養講中」と記銘が確認されたため、聖観音と訂正した石仏である。七久保〜上片桐の上街道沿いでよく見かける「チューリップ形台座」に載った観音像である。貞七の中川村への足掛かりは、元文2・3年ごろ彫造した「石灯籠」の造立が始まりではなかったか。下平区八幡神社の1基(元文2年)と、中通り栢森神社(元文3年)の一対石灯籠の彫技により、貞七作であると推察される。『伊那路』の特集号のテーマは、当会で特に重要と考える後世に伝えたい「上伊那の自然・歴史・考古・民俗・地理・芸術・芸能・人物・古文書」です。

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