
貞治*馬頭観世音菩薩
舟形光背半肉彫・78
伊那市西春近赤木
名工伝 守屋貞治 守屋家石工三代百年の足跡*田中清文より
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(7)伊南の貞治仏三つの疑問 ①宮田村の西国三十三観音造立について
現存する石仏群は、調査の結果18体が各地寺院境内の参道周辺に散在している。舟形光背の頂部に□番の刻字が見られ、西国三十三所観音として造立したことが推定される。大多数を西春近村表木の石工である「有賀鶴蔵」が彫造しているところから、この事業の請け元と推察され、約8割方を有賀鶴蔵がこなし、守屋貞治は6体を分担している。もう一人鶴蔵の弟子と思われる石工作品が諏訪形の法正寺参道より2点見いだされている。全体の6割残存の現状では推測の域を出ないが、不明の4割の石仏も有賀鶴蔵の彫造と思われるのである。『伊那路』の特集号のテーマは、当会で特に重要と考える後世に伝えたい「上伊那の自然・歴史・考古・民俗・地理・芸術・芸能・人物・古文書」です。

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